日本万国博覧会記念100円硬貨(白銅貨)
日本万国博覧会記念100円硬貨(白銅貨)は、1970年開催の日本万博博覧会で配布された記念硬貨です。約4000万枚の発行部数を誇っており、日本国内において古銭としての価値はあまり高くありません。
硬貨の状態にもよりますが、300~500円前後が相場のようです。オークションや古銭商など幅広い場所で入手できます。
日本万国博覧会記念100円硬貨(白銅貨)の概要
大阪万博を記念して発行された硬貨ですが、大きさや重さは下記のようになっています。
直径:28ミリ
品位:銅750対ニッケル250
量目(重さ):9グラム
表面には赤富士を模した図形が描かれており、裏面には地球と博覧会をイメージさせるシンボルが彩られているのが特徴です。この日本万国博覧会記念硬貨は、単体だと500円ほどの価値になります。
しかし、同じ日本万博博覧会記念硬貨でも当時「ミントセット」として販売されたタイプは価値が高く、1セットで5000~7000円ほどの買取価格がつくのも珍しくありません。
ただし「ミントセット」は日本国内ではなく海外向けに販売されたセットなので、日本国内で残存しているのはわずかです。なおミントセットの販売数は26000ほど。
ワンランク上の日本万国博覧会記念硬貨
日本万国博覧会記念硬貨には、もう1つ「記念貨幣セット」というセットがあります。こちらのタイプは海外向けのミントセットよりも販売数が少なく、7000セットほどです。
そのため希少価値が高く、相場としては4万~5万円前後の買取価格がつけられています。販売の絶対数自体が少ないので、未開封・未使用の状態で入手するのは困難かもしれません。
一方で入手困難な古銭や記念硬貨ほど、コレクターの心を魅了するものです。
国内の記念硬貨は古銭価値が高い
日本万国博覧会記念硬貨も大阪万博の記念として配布されたものですが、日本国内では様々な記念硬貨が配布されています。過去に開催された東京オリンピックや長野オリンピックなどを始めとして、天皇陛下御即位記念硬貨など非常に幅広いです。
買取価格は記念硬貨の状態や希少性・発行枚数・買取店舗などによって異なりますが、手元にそれらの硬貨をお持ちなら、無料査定だけでも依頼してみるといいでしょう。
意外なほど高価な買取価格がつけられるかもしれません。査定後に買取してもらうかどうかを決定できるので、不要の古銭や記念硬貨をお持ちなら古銭商に持ち込んで査定してみることをオススメします。